前朝日町議会議員
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2015-12-31

1年を終えるにあたって

 今日31日は午前中、川越町長の告別式に参列、午後は残っていた掃除と地元の神社の大祓いの式に参列して1年の行事を終えました。
 今年は議会の改選の年となり5度目の当選をさせていただきました。初心に帰って努力をしておりますが、町民のみなさんの願いを実現していくにはまだまだ努力がたりないことを痛感しており、来年にむけて決意を固めているところです。
 今年をふりかえりますと、歴史(世の中)は人民(国民)がつくるわけですが、ともすれば国民がつくらされてきたというのが実態でありました。3.11以降、国民が自らの思いを生活の中に活かせねばならないと考え、自分の生活を破壊する特定秘密法、集団的自衛権容認への国民の反対の声と運動が力強く表わされました。
 特に今年の戦争法案反対及び成立後の戦争法廃止への闘いは歴史に刻まれるものであり、政権の土台を揺さぶりました。国民が歴史をつくっていった1年であったと実感します。その最たるものは沖縄県民の辺野古新基地建設反対の闘いであります。
 この1年を通じての到達点は、国民の声を聞かない安倍政権を変えなければならないということであり、そのためには国会の力関係を逆転させることです。幸い来年7月には参議院選があります。この選挙で野党が共闘して統一候補を擁立できるかどうかです。沖縄の闘いに学ぶことが求められていると思います。あと2時間余りで2015年は終わりますが、思うことを綴りました。
 1年間ありがとうございました。みなさんがよい年を迎えられることを願って終わります。 

2015-12-29

「慰安婦」問題で日韓が合意

 日韓両外相は28日、両政府の懸案事項である旧日本軍「慰安婦」問題で合意に達したと発表した。
 それによると、「慰安婦」問題は当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から日本政府は責任を痛感しているとしており、安倍首相は、心からおわびと反省の気持ちを表明するとした。そして、日本政府はすべての元慰安婦の方々の心の傷をいやす措置を講じるとしています。
 合意内容の実行は今後に委ねられますが、内容そのものは問題解決に向けての前進と評価できます。日本軍による人権侵害の事件であったことは、合意によって免罪されるわけでありませんので、政府の責任で歴史事実として伝えていくことが必要であります。

2015-12-28

年末は普段と変わりません

 今日8日で官庁の御用納めでした。各家庭では正月に向けての準備がされるでしょうが、わたしは普段の生活とほぼ変わりません。今年の正月は孫が来ましたが、今回は来ませんので、ちょっぴり寂しいですが、のんびりと過ごす予定です。家の掃除、年賀状も出しましたので、後は今年を少し振り返って新年を迎えたいと思っています。

2015-12-27

そのとこ時に選択した道がベストと考えたい

 先日も知人に会いましたところ、10年以上職場で頑張って来たけれど年度末で退職するということを聞きました。一生懸命頑張ってきたが、人間関係と仕事が過重であるため自分がつぶれてしまうということでした。悩みながらそれでも2年努力してきたが駄目でしたという結論に達した気持ちを聞かせてもらいました。
 わたしは、苦渋の末に決断したのであれば、その決断がよかったのかどうかは今後の状況の推移に委ねなくてはならないが、自分の責任で決断したことであればよかったと納得することが必要であると思いますとのべておきました。今の生活より苦しくなることはわかっているが、きっと乗り越えてくれるものと信じたいし、願っている。
 人生にはいくつかの選択をする時期があります。自分を振り返ってみてみると上手くいった時や逆の場合もありました。ですが自分で選択したのですから、その結果にも責任を持たなくてはなりません。人生は迷いの連続であるということは、そういうことではないかと思います。

2015-12-25

16年度予算案閣議決定に思う

 2016年度政府の予算案が閣議決定されました。一般会計の総額は、15年度比で0.4%増の96兆7218億円なり、当初予算としては過去最大となった。
 歳入では、法人実効税率が32.11%から29.97%に引き下げられ、企業が活躍できる国づくりに進んでいく姿がはっきりと見えます。誰のための政治でしょうか。
 歳出では、暮らしに影響する社会保障費は、自然増が1兆円あるといわれているにもかかわらず、5000千億円に抑え込んでいます。年金の給付水準は据え置かれることになり、社会保障充実のための消費税増収分8.2兆円のうち、「社会保障の充実」には1.35兆円しか回しません。教育費では教員の削減が3475人で、少人数学級への取り組みはみられませんし、国立大学の運営交付金も増やしておらず、重点配分がされます。
 一方、軍事費は当初予算として初めて5兆円を突破しています。装備の近代化ということでアメリカから兵器の購入や辺野古新基地建設費など、国民の暮らし犠牲の税金投入です。
 予算案からも「富国強兵国家」づくりが明確です。富国とは企業が利益を上げるため、強兵は戦争ができる国づくりです。国民が忘れられた予算は国民の支持を得ないでしょう。残念ながら、政府与党は国会で多数であり力関係を変える必要が課題です。参議院選挙は来年の最大の焦点になるはずです。

2015-12-24

熊本で戦争法廃止で統一候補阿部氏出馬表明 

 来年夏の参議院選挙の熊本選挙区で市民・野党5党の統一候補として弁護士の安倍広美氏が23日、立候補を表明した。全国で初であり関係者の努力に敬意を表したい。
 阿部氏は会見で「安保関連法が成立し、この国の政治はまさに国民の命まで切り捨てようとしている。これに危惧を抱いている」「立憲主義と民主主義を取り戻せるならば全力でたたかい」とのべた。
 熊本が先陣を切ったことで、各地での統一候補擁立への取り組みが強まることを願うばかりであります。

2015-12-24

天皇の誕生日の言葉

 天皇は23日、誕生日を迎えましたが、会見で「この1年を振り返ると、さまざまな面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います。年々、戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが、日本の将来にとって極めて大切なことと思います」のべています。
 2015年の年頭の感想として「この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」とのべ、8月15日の戦没者追悼式では「今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを願い、全国民とともに、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」とのべています。
 4月にはパラオを訪問したことを含めて、戦後70年の思いがしっかりと込められており、安倍政権の戦争へ突き進もうとしていることを憂慮されているとも思われます。わたしたちも戦後70年をきちんと振り返り、新たな年を迎えることが必要であります。

2015-12-23

安全軽視の姿勢に判決

 9人が犠牲になった2012年12月の中央自動車道・笹子トンネル事故で、管理者である中日本高速道路と子会社の過失責任を問う損害賠償を求める裁判で22日、横浜地裁は両社の過失を認める判決を下した。
 判決では、裁判長が打音点検を採用せず、目視のみという過失があったと理由をのべ、中日本側の打音点検をしていても事故を未然に防ぐことはできなかったという主張を退けた。管理者として当然するべき点検を怠った結果であることを判決は示している。中日本は判決を厳粛に受け止め控訴すべきでありません。
 判決によって犠牲者が戻ってくることはありませんが、人のいのちを大切にしない事業者の責任を問うた貴重な訴えであったと思います。
 横浜の大型マンション傾斜にみられるくい打ち工事偽装発覚、とりわけ、人類の生存を左右する高浜原発再稼働に福井県知事が同意するなどは、人のいのちを軽視するだけでなく、個人の尊厳無視、民主的な手続きさえ放棄する姿勢は、決して許されるものでないと考えます。

2015-12-22

三重県議会で意見書可決

 9月に成立した安保法制をめぐり三重県議会は21日、「廃止または再検討」を求める意見書を賛成26、反対23で可決した。
 意見書では、多くの国民が「政府の説明が不十分」だとし、地方議会からも慎重審議を求める意見書が相次いだ中での法案強行を「極めて遺憾」だと批判しており、早期に国会を召集し、法を廃止または再検討するよう求めています。議会でのとりうる最大公約数の意見書と思います。
 岩手県議会が、9月に法の廃止を求める意見書を可決したのに続くものであり、議会関係者の努力に敬意を送りたい。

2015-12-21

議会活動報告の校正おわる

 新年にみなさんへ報告する議会活動報告№58の校正ができました。少々修正してできるだけ理解して頂きたいと思い、保育料の「みなし適用」の原則廃止で、9月の保育料再算定で保育料の上がった保護者、下がった保護者、変わらなかった保護者の人数と保育料の上下変化が平均いくらであったかを追加しました。「みなし適用」の影響を受けて保育料が上がった保護者は11世帯(担当者の推定)であったこともつけ加えておきました。
 年内には印刷が完了し、新年に配布できることになります。